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昨晩、遅くまで詰めてHP更新させて寝たので、
起きたのはもう日が落ちて、ずいぶんと経った時間だった。
冷房の切れた部屋は蒸し暑く、寝汗がベタつく‥‥。
意識が覚醒すると、暑さで寝苦しくなり無理矢理起きる。
冷房のスイッチをいれて、汗を流しにシャワーを浴びる。
部屋に戻ると冷たい風に体が冷やされ心地よい。
夕飯を食べようと、冷蔵庫を開けるも何も入っていない。
横のインスタントラーメンが目に入るも、そんな気分でもない。
仕方なく、カギと財布を持って、近くの定食屋に向かう。
部屋を出ると、蒸し暑い空気が肌を覆う。
夜だというのに、うだるように暑い。
自転車にまたがり、しばらく走ると、車の音以外にドーンという音が耳に入った。
近くの音ではない、かなり遠くから聞こえる音だ。
数秒おきに聞こえてくる音、少ししてその正体が見えた。
ビルの隙間から見える夜空に、チラチラと光の粒が飛び散っている。
花火だ。
花火大会などここ十数年いっていない。
もともと、人混みがあまり好きではないので、見に行こうとも思わなかった。
ただ、ビルの隙間から、ほんのわずかに見えるその花火の残骸に心惹かれ、
音のする方向へと、ハンドルを向けた。
5~6分ほど漕ぐと、音もずいぶんと近くに感じるように成ったが、
未だ、ビルが目の前に立ちふさがる。
近くに大きめの橋が有ったのを思い出し、そこへ向かう。
橋の欄干の中央には、人だかりが出来ていた。 考える事は皆同じか‥‥。
橋の欄干から、花火会場まではまだまだ距離はあったものの、
河にはビルがないので、花火はしっかりと見えた。
花火が夜空を飾ると、数秒遅れてドーンという音が耳に入る。
花火を生でみるのは、本当に久しぶりだったので、懐かしく昔を思い出した。
子供の頃、親につれられて花火を見にいった。
会場までの道には出店が並び、子供の私は、その全てに興味がわき、
覗いては立ち止まりしていたので、良く迷子になった。
子供は背が低いので人混みでは前が見えない、それが言いしれぬ不安となって
私の人混み嫌いのトラウマになっている。
十数年、行っていないといったが、私は花火は嫌いじゃない。むしろ大好きだ。
子供の私にとって、何よりも高くあがり真上で炸裂する花火は、大人も子供も
関係なく、平等に見ることが出来たし、何より考えなくて良かった。
映画やドラマ、演劇などは見る物に知識と理解を求める代物だし、大人が勧める物は
決まって子供には難しかった。
しかし、花火は平等に感じることが出来た。
頭上に炸裂し、耳ではなく全身にド-ン!という音が打ち付け、
視界範囲いっぱいに、光の粒が広がり色を変え、夜空を飾る。
凄い!綺麗!ただそれだけの感動。
特にラストの連発花火は、その光と音と美の空間に吸い込まれて、
現実から切り離されてしまうような感覚にさせてくれた。
しばらく自転車に跨ったまま、遠くの花火を眺めていたが、ふと気が付くと
後ろから来た人に囲まれ身動きがとれなくなっていた。
夕食を食べに出たことを思い出し、人混みをかき分けて、来た道を戻る。
定食屋に着くと、メニューを見回して、結局いつもの物を頼む。
部屋に帰ると、付けっぱなしの冷房にかなり冷やされていた。
少し寒いくらいだったので、軽く窓を開ける。
むわっとした、蒸し暑い空気が部屋に流れ込んでくる。
そして、その暑さとともに車の音に紛れてドーンという、かすかな音が聞こえた。
ここからも、聞こえるんだ‥‥。
しばらくの間、そのまま窓は開けて置いた。
蒸し暑さも、どこか懐かしく心地よい。
夏だな‥‥。と思った。
起きたのはもう日が落ちて、ずいぶんと経った時間だった。
冷房の切れた部屋は蒸し暑く、寝汗がベタつく‥‥。
意識が覚醒すると、暑さで寝苦しくなり無理矢理起きる。
冷房のスイッチをいれて、汗を流しにシャワーを浴びる。
部屋に戻ると冷たい風に体が冷やされ心地よい。
夕飯を食べようと、冷蔵庫を開けるも何も入っていない。
横のインスタントラーメンが目に入るも、そんな気分でもない。
仕方なく、カギと財布を持って、近くの定食屋に向かう。
部屋を出ると、蒸し暑い空気が肌を覆う。
夜だというのに、うだるように暑い。
自転車にまたがり、しばらく走ると、車の音以外にドーンという音が耳に入った。
近くの音ではない、かなり遠くから聞こえる音だ。
数秒おきに聞こえてくる音、少ししてその正体が見えた。
ビルの隙間から見える夜空に、チラチラと光の粒が飛び散っている。
花火だ。
花火大会などここ十数年いっていない。
もともと、人混みがあまり好きではないので、見に行こうとも思わなかった。
ただ、ビルの隙間から、ほんのわずかに見えるその花火の残骸に心惹かれ、
音のする方向へと、ハンドルを向けた。
5~6分ほど漕ぐと、音もずいぶんと近くに感じるように成ったが、
未だ、ビルが目の前に立ちふさがる。
近くに大きめの橋が有ったのを思い出し、そこへ向かう。
橋の欄干の中央には、人だかりが出来ていた。 考える事は皆同じか‥‥。
橋の欄干から、花火会場まではまだまだ距離はあったものの、
河にはビルがないので、花火はしっかりと見えた。
花火が夜空を飾ると、数秒遅れてドーンという音が耳に入る。
花火を生でみるのは、本当に久しぶりだったので、懐かしく昔を思い出した。
子供の頃、親につれられて花火を見にいった。
会場までの道には出店が並び、子供の私は、その全てに興味がわき、
覗いては立ち止まりしていたので、良く迷子になった。
子供は背が低いので人混みでは前が見えない、それが言いしれぬ不安となって
私の人混み嫌いのトラウマになっている。
十数年、行っていないといったが、私は花火は嫌いじゃない。むしろ大好きだ。
子供の私にとって、何よりも高くあがり真上で炸裂する花火は、大人も子供も
関係なく、平等に見ることが出来たし、何より考えなくて良かった。
映画やドラマ、演劇などは見る物に知識と理解を求める代物だし、大人が勧める物は
決まって子供には難しかった。
しかし、花火は平等に感じることが出来た。
頭上に炸裂し、耳ではなく全身にド-ン!という音が打ち付け、
視界範囲いっぱいに、光の粒が広がり色を変え、夜空を飾る。
凄い!綺麗!ただそれだけの感動。
特にラストの連発花火は、その光と音と美の空間に吸い込まれて、
現実から切り離されてしまうような感覚にさせてくれた。
しばらく自転車に跨ったまま、遠くの花火を眺めていたが、ふと気が付くと
後ろから来た人に囲まれ身動きがとれなくなっていた。
夕食を食べに出たことを思い出し、人混みをかき分けて、来た道を戻る。
定食屋に着くと、メニューを見回して、結局いつもの物を頼む。
部屋に帰ると、付けっぱなしの冷房にかなり冷やされていた。
少し寒いくらいだったので、軽く窓を開ける。
むわっとした、蒸し暑い空気が部屋に流れ込んでくる。
そして、その暑さとともに車の音に紛れてドーンという、かすかな音が聞こえた。
ここからも、聞こえるんだ‥‥。
しばらくの間、そのまま窓は開けて置いた。
蒸し暑さも、どこか懐かしく心地よい。
夏だな‥‥。と思った。
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