そんなに黒くないですよ？

本日はTRPGサークル『イル・ガルテン』のオープン例会にお邪魔しました。
サークルサイトもリニューアルして、心機一転であります。


さて、今日の狙いは友人の星住さんが立てる「天羅万象・零」です。


やった～♪　天羅・零のPLができるよ～♪　ヾ(*´ワ｀*)ﾉ


てことで、PL５名で卓成立したのですが、面子が友人と知り合いだらけです。

GM：星住さん（友人長いつき合い）
PL：毒式さん（友人長いつき合い）
PL：竜樹さん（プライベートセッションで良く遊ぶ友人）
PL：でんどろびうむさん（イル・ガルテンのスタッフでミク友）

卓メンバー６名中５名がいつもの顔ぶれです。
なので、キャライラストも遠慮なくリクエストされます。　

まぁ、いいんですけどね。(´･ω･`)

もう一人の方も良くお見かけする方なのですが、友人PLが集まりすぎてて
身内の乗りで卓が盛り上がって申し訳ない状態でした。



さて今回のセッションの概要なのですが、

国の領主が妖との間に息子を作ってしまったが。
半妖であることを隠して息子を時期領主としようとする領主。
しかし、息子の背中には鱗が生えていた・・・。

といったプロローグで、それを取り巻く人間模様の物語
といった内容です。

まずはPCの紹介です。

PC1：半妖の領主の息子（２０歳、青年、ひきこもり）



ひきこもり！？　(ﾟДﾟ)


何かPC1の半妖の息子がいきなり、ひきこもり設定で部屋から出てきませんｗ
のっけから、前途多難な設定が付いておりますｗ




PC2：領主の娘（PC1とは腹違いの兄妹）　PL：竜樹さん

















傾奇者や、取り替え子（間違って生まれた鬼の子）など、これもまたとんでもない設定が
くっついておりますｗ　　





PC3：医師（命の尊さを解く）　PL：毒式さん
















基本、坊主くさい毒式さんには、はまり役じゃないんですかね？
案の定、法師やら蟲やらはいっております。
関西はしたないプレイヤー部門第一位なので、どうなるか解りませんが、
本人はシリアスにやると豪語しております。




PC４：傭兵（PC1の母親の妖に育てられた孤児）
PL：でんどろびうむさん

















どうやらショタキャラっぽいので、ショタ大好きな毒式さんが食いつくような
キャライラストを描いて、軽くシリアスプレイの妨害をしておきます。　(´･ω･`)




ＰＣ５：シノビ（領主に仕える隠密）　ＰＬ：Ａｍａｎｅ
















激しく忍者です。　(´･ω･`)


天羅・零のＰＬなんてめったに出来ないし――




大好きな忍者キャラがんばっちゃうぞ！　”d(*⌒ーﾟ)。






さて、いざセッションが始まると、私の忍者：霞さんにGMからお手紙が――
どうやら、事前情報をくれるようです。

なるほど、この情報をつかってロールプレイをするんですね！
ヾ(*´ワ｀*)ﾉ



てことで、領主の妖との蜜月に釘をさしつつも、命令には従うという
忍者ぷれいを零幕はやっておきます。


１幕が始まると、ひきこもりの半妖PC1が本気で引きこもって出てきませんｗ
なかなかに、困った状態ですｗ

「お兄さま～♪」と妹プレイを画策していたPC2の姫は、あまりの駄目兄貴っぷりに
「兄のようなクズにはこの国は任せておけません！」という方向に路線変更ですｗ


そして、PC4のショタキャラが傭兵隊長のパシリにされている中、
PC3の医者法師は、町医者をやりつつ「赤ひげ」プレイでチットを稼ぎ、
ひたすらに、良い医者キャラを演じております。

(ﾟДﾟ)＜ＹＯＵ！さっさとショタキャラに食いついちゃいなYO！


で、うちの忍者さんは国の未来を憂いながら、半妖の息子に熱を上げる
領主様の心配をしております。

（　´_ゝ`）＜あの半妖の息子が領主になる・・・いや、半妖であることがバレる
だけでもお家の名に傷が付く・・・、下手をすれば失脚の憂き目に。

（　´_ゝ`）＜生かして置いても国のためにならんな。



ヾ(*´∀｀*)ﾉ　なんと献身的な忠心でしょ～う♪



お国のために心に刃を持つ！　
まさに忍！！　ヽ(`Д´)ノ




そうこうしていると、領主様の命令で妖怪退治に向かう事に。
その妖怪とは、まごう事なきＰＣ１の実母です。

（　´_ゝ`）＜ふむ、実の母親と知らずに討伐とは、領主様も人が悪い。
ま、母が死のうが子が死のうが国に損はないがな。



道中、同行した傭兵団が手柄を立てようと単独行動に出ます。

（　´_ゝ`）＜ふ、まぁいい。　妖の力を見極めるには丁度良いエサだ。



傭兵団は、実体のない黒い霧の手で全滅。

（　´_ゝ`）＜ふむ、これは手におえん。　そういえばＰＣ３は法師だったな。
蛇の道は蛇。　力を借りるか・・・。


そうこうしてると、ＰＣ１のひきこもり息子は実の母親と知らずに、女妖と邂逅。
山小屋で孤児を献身的に育てる女妖と一緒に添い寝してもらって、ご満悦です。

（　´_ゝ`）＜ひきこもりでマザコンか・・・、これも手におえんな・・・。



PC3の医師法師に会い、黒い霧を調べて欲しいと頼みます。
しかし、山小屋の方角に複数の強い殺気が向かっている気配がある。
子供の事を頼むと言って、黒い霧の方へ向かう医師法師。

（　´_ゝ`）＜解った・・・。


（　´_ゝ`）＜とは言ったが、あの山小屋にはPC1の半妖息子もいたな。
親子共々死んでくれれば、面倒が無くて済むのだがな。



山小屋では、さっき全滅した傭兵団が狂人になって襲ってきています。
次々と殺されていく子供達。　妖の本性を出して闘う、母妖と半妖息子。
傭兵団を殲滅したものの、子供達の大半が死んでしまいます。

（　´_ゝ`）＜遅かったか・・・。（流石にこの程度では死なぬか）



そして、子供達を殺された恨みに狂った女妖は、恨みの言葉を残して
黒い霧と化して消えていきます。

（　´_ゝ`）＜PC1様、あの女は妖ですぞ気を許されまするな。

PC1(｀・ω・´)＜あの人は妖なんかじゃない！　すごくいい人なんだ！！



（　´_ゝ`）＜父親だけでなく息子までたぶらかしおって、人外が・・・。



さて、戦力もなくなり、いったん城へもっどると女妖の呪いで、
街の人々が奇病で死に瀕しております。

（　´_ゝ`）＜妖などに関わるからこうなる・・・さっさと始末しておくべきであった。




もはや、女妖を直接討たねばお国の危機です。
領主様は妖討伐部隊を本格的に立ち上げて妖の要る森へと向かっています。

（　´_ゝ`）＜まともにいって勝てるともおもえん。
女妖への未練に狂った領主さまはまだ良いが、
PC2の姫様に死なれるのは、少々困るな・・・。



この時、PC1は再び引きこもって、城に一人残っていました。

（　´_ゝ`）＜妖の子供を殺された時の狼狽振り、よほど子供が大事と見える。
山小屋から連れ帰った子供がまだ数人のこっておったな。　使えるやもしれん。



PC4のショタ傭兵を説得して、母妖の元へ向かわせる。

（　´_ゝ`）＜手駒は多い方が良い。
さて、あのマザコン半妖息子を説得するのは骨が折れそうだ。



そうこうしていると、半妖息子は自ら奮い立ち、母親に会いに一人飛び出します。

PC1(｀・ω・´)＜僕があの女妖を説得してみる！　きっと良い人のはずだ！

（　´_ゝ`）＜ほう、自ら向かうとは予想外。　
あとはあの医者法師だけか。



その頃、PC3の医者法師は奇病の治療に大忙しで、妖の森には
出向いていなかった。


（　´_ゝ`）＜すまぬが、妖退治にお主の法力の力を借りたい。

PC3(ﾟДﾟ)＜目の前で死にかけている患者を放っていけるか！

（　´_ゝ`）＜お主の家にある資材であと何日患者を救える？
３日も保たぬのではないか？　

PC3(ﾟДﾟ)＜・・・。

（　´_ゝ`）＜妖を退治できずにおれば、じき皆死ぬことになる。
多くの命を救える方に賭けたほうがよかろう？

PC3(ﾟДﾟ)＜俺は医者だ！　患者を放って――

（　´_ゝ`）＜そうそう、山小屋にいた子供達が母親に会いたいらしいのでな
妖の森に連れて行く手はずを整えてある。

PC3(ﾟДﾟ)＜！？

（　´_ゝ`）＜女妖が子供達の声を聞き入れてくれれば良いが。　どうなるかのう・・・。

PC3(ﾟДﾟ)＜わ、わかった妖の森に行こう。
そ、その代わり、子供達を連れて行かないでやってくれ。

（　´_ゝ`）＜ふ・・・、それは助かる。

PC3(ﾟДﾟ)＜ドチクショー！



さて、クライマックスに入り、女妖と対峙するPC1の半妖息子！
すでに、領主は瀕死の重傷を負っています。


PC1(｀・ω・´)＜ぼ、僕が、この妖を倒してみせる！

（　´_ゝ`）＜ふ、実の母親を殺せますかな？

領主＜い、言うな・・・。

PC1(;´Д`)＜え？ どう言うこと？

（　´_ゝ`）＜おや、まだ気が付いておいででは、無かったのですか・・・。
その妖が、PC1様の実の母親でございますよ。

PC1('A`)＜そ、そんな・・・。　　母上・・・。

PC2(ﾟДﾟ)＜お兄さまは妖の血族だったのですか！？

（　´_ゝ`）＜１２年前のあの日、この森よりPC1様を連れ帰らなければ・・・。
国と女妖への未練を天秤に掛けるなど・・・愚かな。

領主＜・・・・。

（　´_ゝ`）＜どちらにしろ、その女妖。　国に災いしかもたらしませぬ。
倒さねば国は滅びますぞ。




母親を殺せなくなったPC1の代わりに、PC3の医者法師が女妖を
倒すことになります。　
しかし、女妖の思念を取り込み過去に封印された強大な妖が復活してしまいます。


（　´_ゝ`）＜ほほう、これが本体であったかとても人の手には負えぬ。
そう、人の手には・・・。




ＰＣ１が妖の攻撃を振り払うと、妖があからさまにダメージを受けています。


（　´_ゝ`）＜やはり同じ血が流れているもの同士であれば倒せる。

ＰＣ１('A`)＜ど、どうすれば・・・母上！！

（　´_ゝ`）＜もはや母上様は、あの妖に飲まれ申した。　
しかし、母上様の魂はいまだあの妖の中。　このまま放っておけば
母上様がこの国を滅ぼしますぞ？

PC1('A`)＜そんなの嫌だ・・・。

（　´_ゝ`）＜母上様の魂を救えるのはあなた様しかおりませぬ。

PC1(｀・ω・´)＜わ、わかった！



覚悟を決めたPC1は、妖の体内へと突撃し、母親の魂と抱き合ったまま、
妖の中に解けていきます。
力の弱まった妖を医師法師の命がけの法術が浄化していきます。


（　´_ゝ`）＜ふぅ、案外と手こずったな・・・。
しかし、妖の血筋は絶たれ、正当なる人間の血筋は残った。

PC2('A`)＜お父様・・・、兄上・・・。

（　´_ゝ`）＜PC２姫様・・・。　今より、この国の領主はあなた様でございます。

PC2('A`)＜そうだな・・・。

（　´_ゝ`）＜妖退治の功を持って、早速、民衆に知らしめましょう。

PC2(｀・ω・´)＜そうじゃ、父上と兄上亡き今、わらわがしっかりせねばな！


（　´_ゝ`）＜さて、これでこの国にも平穏が訪れることだろう・・・。





こうして、妖事件は幕を下ろしたのであった・・・。







ヾ(*´∀｀*)ﾉ　ぁあ、なんという国への忠義と忠心！！
忍者の鏡ですよね！！








そしてエピローグ――








PC2(｀・ω・´)＜PC5！　お前は危険だ！死ね！！



（　´_ゝ`）＜・・・・ﾏｼﾞﾃﾞ！?



うちの忍者の熱い忠義心は、新領主様には伝わりませんでしたとさ！




（・3・）アルェー？　頑張って忍者したのに～・・・。



そして、セッションが終わった後のアンケートに


私以外のPLさんが全員




驚きの黒さ！！





と書いていました。



ヽ(`Д´)ノ　忍者が黒くて何が悪い！！