突然始まる、プライベートセッション（天羅・零）

今回は、この間うちの自宅で行われたプライベートセッションの話。

前日の晩に星住さんから電話がかかってくる。

「明日、Ａｍａｎｅちゃん家でプライベートセッションやるぞ！」

(ﾟДﾟ)！？

久しぶりに自宅でまったりＴＲＰＧしたいと言っていたのは事実ですが、
前日の晩にいきなり電話で事後承諾って！？

面子を聞くと、物さん、パイクさん、星住さんのイルガルスタッフメンバー。
とりあえず、予定が空いていたのでＯＫの返事をする。

それから、すぐ後に電話がかかってきてメンバーに宗蔵さんが増えたとか
ＧＭがうちに決定したとか言ってくる。


何という強引さ…、もう勢いだけで決めてるだろう？
(ﾟДﾟ)



どうやら、酒が入ってるらしい。　だろうな…。



ということで、急遽すぎるプライベートセッションは開催となった。

当日、メンバーが自宅に訪問した呼び鈴で目をさます。
目をこすりながら、お出迎え。　
自宅セッションならでわの、いい加減さですｗ

メンバーはパイクさん、星住さん、物さん、宗蔵さんの４名。

このメンバーは普段からＧＭ率が高い方々なのと、基本スタッフ枠なので、
コンベンションでうちのＧＭ卓に入ることがほとんど無い。

その為、やった事のないシナリオがいっぱいあったのですが、
星住さんの希望で、ＣＷＣで回した天羅万象・零のシナリオをやることに。

ＰＬ枠５名のシナリオなので、好きな枠選んで貰って、あまりの１枠は
ＮＰＣとしてＧＭで回すことになりました。


それぞれのキャラクターは以下。

ＰＣ１：物さん（復讐に燃える美青年剣士）

ＰＣ２：宗蔵さん（世間知らずで気弱なヨロイ乗り姫様）

ＰＣ３：ＮＰＣ（色気のある蟲使いお姉様）

ＰＣ４：星住さん（両刀使いの破戒僧お姉様）

ＰＣ５：パイクさん（悪役側のシノビ）


さて星住さんのキャラは当初、男キャラだったのですがうちがイラストで
どう見ても女性にみえるキャライラスト描いたので、急遽、女性キャラになるｗ

さらに、宗蔵さんの姫イラストを、全く業のない綺麗で儚げな姫（タレ目）
キャラで描いたので、宗蔵さんにキャラが落ちてこなくて困惑！

宗蔵「せめて、せめてツリ目キャラにしてくれー！」
「こんな純真無垢で儚げな少女…。俺はどうすればいいんだ！？」

と嘆いても、描いてしまったものは仕方有りません。

本人の業の深さを頑張って消してくださいｗ


物さんとパイクさんのキャラはＢＬが始められそうな美男子キャラで
イラスト描いて渡しておきました。


ＧＭで無茶ぶりされたので、イラストで無茶ぶりの仕返しですｗ


で、セッションの方は、ＰＬが個性発揮しまくりｗ

パイクさんはのっけから城の帳簿室に籠もって、国の財政事情などを
調べあげて、国のために何をすべきか？というのを財政や政治面で
考えはじめるシノビという、善悪を超越した立ち位置ｗ

物さんは、何時ものように自分の道を突き進む信念キャラを快演！

星住さんは、ＮＰＣの男を喰ったかとおもったら、ヒロインの傀儡に
目移りし始める両刀ぶりを零幕からやってのけています。

しかし

宗蔵さんだけは、冷や汗をかきながら純真無垢な姫を頑張っていますｗ

宗蔵「あ～もう、こんなタイトロープなＲＰやだ～ｗ」

本人の業を消す作業に四苦八苦しておりますｗ

そんな状況のためか、当初、ＮＰＣ枠のＰＣ３をＧＭシーンとしてやってましたが、
ＰＣ３の立ち位置があまりに宗蔵さん好みだった為、途中から宗蔵さんがＰＣ３を
兼ね役でやり始める始末ｗ

ＧＭ「だからＰＣ３は美味しいよ～って言ったのにｗ」

とはいえ、セッションが進むと、ＰＣ２の姫様にもアレコレ不幸な出来事が
起きてくるので、宗蔵さんがどんどん気持ちよくなっていきます。


父親の名代に「役立たずが！」と殴られると。

もっと、もっとなぐって！！と言わんばかりに父親にすがりつきｗ


目の前で、想いを寄せる少年が姫を庇って斬られると、

宗蔵「いやだー！！血が血が止まらないよー！！」

と、必要以上に重傷にして悲劇を楽しみｗ


領民の怒りを買って、ヨロイに石を投げられると、

宗蔵「やめてー！この子を傷つけないで！」

とヨロイの前に立って、自ら投石を受けて傷ついたり。


純真無垢という笠を着てやりたい放題ですｗ


純真無垢な姫を頑張った！と本人はいってましたが、
途中から気持ちよくなってる宗蔵さんが透けて見えて
純粋にＲＰが見られなかったのは、気のせいではないでしょうｗ


そして、星住さんはＧＭ側から「負けろ」と言ってる高難度判定を
「なにか気にくわない！」という理由で合気チット全開で頑張って成功させたりｗ

ヒロインの傀儡に執着して追っかけて居たかと思えば、ＰＣ５のシノビに
粉掛けに行って、あげくにＰＣ１に恋心を取って、ＰＣ１とヒロインの間に
割っては入り、精神的にヒロインをつぶしにきたりｗ

クライマックスには、特に因縁の無かったラスボスキャラを正念場使って
強引に殴り倒したりと、遺憾なく狂犬らしさを発揮ｗ

プライベートで身内セッションだからといって、遠慮なさ過ぎですｗ



パイクさんは最後まで善か悪かではなく、国の治世が良くなるかどうかに
終始して、セッションの人間関係に一切感情がぶれない徹底ぶりｗ

なにせ、忍軍の頭目がパイクシノビに逃げた領民の始末を命令すると

パイク「現在の国の税収と財政状況を鑑みますと、領民の被害は最小限にしておくのが得策かと存じます」

とか返しちゃうシノビですｗｗｗｗｗｗ


いいから殺ってくりゃいいんだよー！　殺したくなきゃ葛藤しろ！
ヽ(`Д´)ノ

もう心の葛藤以前のキャラ立てですｗ
まだ悪役側で頑張ってくれたほうがマシだったのでは？と思えるくらい、
絡みづらいキャラになっておりましたｗ


ちなみに、物さんのＰＣ１は寡黙な硬派キャラで、ひたすら秘めた恋愛プレイを
快演しておりました。　

なんだろう、この物さんの安定感ｗ


周りがアレなだけに頼もしい限りですｗｗｗｗ


とはいえ、さすがに慣れたＰＬの方々ですので、これだけムチャクチャやってる
様に見えて、シナリオの方は問題なく進みますし、各シーンのＲＰや演出も非常にドラマチックです。


最後は思いの外綺麗に終わって、感動的にエピローグを迎えました。
エピローグの物さんの演出が、非常に良い感じでちょとグッときましたね。

この辺は流石に凄いというか何というか…。
シナリオをＰＬが昇華させる様を見せつけられました。


最後に悲劇性がなくなると、とたんに純真無垢がやりにくそうにしてた宗蔵さんには笑いましたがｗ



自宅で時間気にせずにまったりやるＴＲＰＧはいいですね。
また、機会があればご一緒しましょう。

楽しい時間をありがとうございました。
(*´ｗ`)ｂ