プライベート天羅・零 宗蔵GM

7/29日の日曜日に、天羅・零のプライベートセッションに参加しました。

GMは宗蔵さん。
参加PLは、団長さん、毒式さん、LEONさん、竜樹さん、うちの５名。

事前にmixi日記でハンドアウトが公開されてPC設定のすり合わせをしたのですが、
レス数が８０を越える白熱ぶりというか迷走ぶりｗ


そんなこんなで、うちの作ったキャラはこれ。


























領主の愛する女性（ヒロイン）に似せて作られた傀儡。
毎夜のように抱かれ、最も近くに居るのに、心から愛されない悲恋…。

深く共感するが故に、愛無き事を知り…
美しく創られたが故に、愛されぬ訳に苦悩し…
愛するように創られ、愛される為に磨かれ…
曇りなき至高の芸術品は…
悲劇の傍らにて…輝き続けるが世の理…。

とにかく、傀儡という存在を純粋に楽しんでみよう！がコンセプトのキャラ設定。
一応、お側で護衛役という役割もあるということで、傀儡ご用達兵法『刀法：孤月』を
覚えさせて、天下MAXまで強化したオリジナル武器の鉄扇をふるう事で実戦能力も
高かったのですが、結局、使わなかったですね…というか、使えなかった。

日記の続きはこちら↓

さて、セッションの方ですが、


AmanePCはヒロインとそっくりな傀儡という設定ですが、
ヒロインは領主の正妻で、政略結婚で嫁いだ悲劇の姫。

領主を愛すようにヒロインに似せて創られても、
ヒロインの代替品という定めから逃れられぬ運命。

そんな傀儡PCを、いきなり領主との濡れ場からスタートさせる宗蔵GM…。

相変わらず、もてなしの作法は堂に入ってますねｗ

ということで、体は繋がっても心は通じずという悲恋をアピールして
キャラの方向性と領主との関係を再確認して、零幕終了。



毒式PCは、今回の主人公。
ヒロインとの恋破れて仏門に入った童貞青年というキャラ立て。

シナリオの流れでヒロインの居る城に来た時に、うちの傀儡PCで
おもてなしてやったのですが、あまりの童貞キャラっぷりに


お前いくつだよ！　中坊以下じゃネーか！


と突っ込むレベルでしたｗ

この童貞キャラで、己の恋と野望のために国を戦乱に巻き込もうとしている
業の深いヒロインと、これから恋愛劇を演じないといけない訳です…。

頑張って欲しいところですねｗ




団長PCは、ヒロインの娘でヨロイ乗りの姫。
手柄を上げて、母親（ヒロイン）に褒めて欲しくて、戦場で人を殺しまくって
いるという、ヒロインの業をさらに深くする様なキャラ立て。

ヒロインの母が悲しむのが解っていて、人を殺し手柄を立てて、
母の前に屈託のない笑顔でやってきては、

「褒めて下さい、母上さまぁ～♪」　と業を振りまきますｗ

流石、団長さん。作法が解ってらっしゃるｗ




竜樹PCは、神宮家の巫女で、多重人格キャラ。

幼い頃、年の離れた兄（領主）に犯されたトラウマ持ちで、
その所為で、神宮家の巫女として国を離れたという設定。

一緒にいる金剛機には、兄や国への恨みで修羅化した
もう一つの人格が封じられているという、なかなか美味しい設定です。

最近は竜樹さんがRP強化月間といって、キャラの設定に
こだわっている様ですので、RPを引き出してあげる場面を
用意してあげるのが、もてなしというものでしょうｗ






















ということで、人格分裂で過去の辛い記憶を喪失したといって、
何食わぬ顔で兄（領主）に会いに来たので、胡蝶の夢をつかって、
過去の記憶を追体験し、トラウマを思い出して貰う事にしましたｗ


記憶喪失などと都合の良い設定で、逃げられると思うなよ！

さぁ、近親相姦で嬲られ、苦悩する姿を見せておくれ♪

ヾ(*´ワ｀*)ﾉ


宗蔵GMとAmanePCのコンビ打ちで、丁寧にもてなしてあげた
のですが、期待したほどの反応も見せず、兄（領主）を批難して、
そそくさと退散する竜樹PC…

設定は美味しかったので叩き甲斐はありましたよ！
(´･ω･`)ｂ





そして最後にLeonPCなのですが、

前日までLEONさんが掲示板に上げていたPC設定が…


毒式PCに片思いの男色金剛機

高速起動でジェラシーを振りまくヒロインの護衛


という強烈なキャラだった為、当日、会場入りした他の面子は、
GMも含めて戦々恐々としていましたｗ


















しかし…


周囲の警戒心がMAXになってる空気を感じ取ったのか、
LeonPCは、妖御家人キャラに設定を切り替えていましたｗ


まぁ正直、うちのキャラはヒロインとそっくりという設定だったので
男色金剛機だったら、全力で避けるつもりでしたけどね。

今回は、悲恋傀儡プレイを楽しむ為に重い設定を落としていたので、
出落ちキャラの踏み台にされるのはまっぴらゴメンですｗ

というか、こんなキャラに絡んでたら大火傷してしまいますｗ



さて、こんなPC達でシナリオが始まったのですが、

初っぱなから、ヒロインが業深く暗躍して、
戦乱を招こうとしてるのは明白でした。


そんなヒロインとラブロマンスする毒式PCの先行きが
思いやられますが、なんとここで奇跡が起きますｗ


この時の毒式PCの

童貞ロールが、あまりに丁寧だった為

それに合わせた演出に力が入りすぎ…

その熱に当てられたかのように…


ヒロインの業が漂白されていきます！



その結果…



まだ２幕目だというのに…




毒式PCとヒロインが早々に、



愛の逃避行に旅立ってしまいましたｗ





























これはまずいことになりましたｗ

どう考えても、ヒロイン中心でシナリオが回っているのに、



城にはまだ、団長PC、LeonPC、AmanePC、主要NPCの領主と

中心メンバーがとり残されたままなのです！




こうなると、ヒロインを追う展開　になるのが普通なのですが、

ヒロインのお側役だったLeonPCが、毒式PCの想いに共感。


時間稼ぎにと、自らヒロインに変身して…

ヒロインが連れ去られた事実を隠匿します。





ここで２幕も終わり、３幕が始まったのですが…。





LeonPCがヒロインに変身したまま、




一向に元に戻ろうとしません！

























しばしの時間稼ぎとおもっていた変身だったのですが、
数日経っても、LeonPCはヒロインの姿のままです。



そしてその姿のまま…



団長PCの姫には、高潔な母として接し、

領主には妻としての立ち振る舞いを行う。



誰も変身を見抜けないのを良いことに、



ヒロインの立場を完璧にこなすLeonPC！




毒式PC達の為の一時的な時間稼ぎのはずだったのに


LeonPCは明らかに


ヒロインを演じる事を楽しみ始めてますｗ





















非常にまずい状態ですね…



なぜなら、LeonPCが現状維持を決め込んで
いるので何一つ状況が進展しないまま、
隣国との合戦が始まろうとしていたのですｗ


合戦シーンは、このシナリオのクライマックスなのですが、
本来クライマックスに入る前に、それぞれのPC達は、
紆余曲折を経て、心の葛藤に折り合いを付けます。

しかし、PC達の心を動かし葛藤を与えるはずの
ヒロインが居なくなり、偽ヒロインがシナリオ開始時の
状況を維持したまま居座っているのです。


その為、クライマックスの合戦が始まったにも関わらず、


落としどころが良く解って無い状況でしたｗ


さぁ、大変な事に成りました。


団長PCは、母親の為に戦で手柄を立てることしか考えておらず、

LeonPCは、戦国の妻を嬉々として演じて楽しくなっていて、

NPC領主は敬虔な妻を得て、意気揚々と隣国に攻め入り、

竜樹PCは、存在が希薄になって何をして良いのか解らなくなり


毒式PCは念願のヒロインを手に入れてご満悦ｗ


ヒロインは権力を失って、何の力もなくなっています！



ちなみに、うちの傀儡PCは、領主との悲恋シナリオさえ
成立していれば問題がなかったので、２幕終了時点で
クライマックスでやることが決定し、あとはその状況がくるのを
待っているだけでした。





























さぁ、ここからは本当に大変でしたｗ


それぞれに見せ場的なシーンを創っていったのですが、

落としどころが曖昧なままなので、その結果はグダグダｗ



団長PCは、本物の母親が戦を止める為に説得に来たのに

偽物の母親が存在しているため、聞く耳を持たず…。

※姫の価値観に揺らぎがないため、偽物の方が本物に見えます。
　　本来はクライマックス前に葛藤を与えないと行けませんｗ



合戦１回では状況が収まりきらず…

撤退して、戦力を再編成してる間に、


第三勢力が現れて戦況が混乱ｗ

※いざとなった時にけりを付ける準備ですｗ


そうこうしてる間に…、


LeonPCが変身している偽ヒロインが、領主に首をはねられｗ

※明らかにグダグダの元凶ですのでGMが排除しました。


そのシーンを団長PCの姫が目撃して…

※母親が偽物だったという事実を知らないと、姫の心に葛藤が
　　生まれないので、ここは見ておく必要があります。


LeonPCは偽物だという事実をばらさないまま、

死体としてまでヒロインを演じきり…

※いったい何が彼をそこまでやらせたのだろうか…


こまり果てた団長PCは、


領主に共感して「お父様！」と抱きつきｗ

※何かもうどうして良いのか解らなくなってましたねｗ
　　正直、団長PCが一番可哀想でした…



第三勢力の登場で、

さらに存在が希薄になった竜樹PC

が昔の恨みを思い出し、領主暗殺を企て…


領主が、竜樹PCに斬り殺されそうになった時に


AmanePCは領主を庇って、

愛故に領主と無理心中！

※いまわの際に領主と毒の接吻をして泣きながら死にました。
　（傀儡には毒が効かないという設定を利用）



大将が居なくなり、合戦はうやむやに終わりをつげ…



毒式PCとヒロインは、いろんな事を見なかったことにして

※娘の姫は母親が死んだと思っているし…



愛の逃避行へと旅立っていきました…



























(´･ω･`)　いや、本当に大変でしたね…


うちのキャラは、クライマックスが見えていたので、
他人事のように状況を見守っていたのですが、


クライマックスが始まったのに、

場面を用意しては状況を進めようとするも、

グダグダで先へ進まず、時間だけが過ぎていき、

一向にエンディングに向かって収束する気配が無く、

ＧＭの宗蔵さんが困り果てていました…。


よく、落としどころっぽい終わりが見えたなと
感心するレベルでしたね…。

宗蔵GM、お疲れ様でした。
(´･ω･`)


うちは、そんな周りの苦労をよそに、やりたかった事は
ほとんどやれたので、楽しかったですけどね♪
“d(⌒∇ﾟ)。


宗蔵GMのもてなしは、流石でしたｗ


ということで、傀儡プレイを堪能した一日でした♪

GMの宗蔵さん、ご一緒したPLの皆様、楽しい一日を
ありがとうございました♪　ヾ(*´ワ｀*)ﾉ